240407 FCI International Dog Show in Japan(JKC Sakura Annual Show)

日本国内で最大規模のドックショーがJKCサクラ・アニュアル・ショー2024 
イタリアングレーハウンドと暮らし始めて30周年の今年、そしてコルサロを輸入して22年。日本のイタグレのドッグショーに疑問を抱きFCIのスタンダードで審査ずるべきと言ってきた20年。やっと色だけはFCIのスタンダードでのショーが見れた。これだよ、これ!やっとスタートラインに並びました。
色だけじゃないと言う方も居られると思いますが、色は結構重要です。
例えばパイボールド遺伝子は難聴と深い関わりがある。褪色遺伝子は抜け毛症と関係が有るとか。
アイリッシュマーキングが原産国イタリアのスタンダードで失格になっているのには、遺伝的欠陥を排除するなど、理由が有るんですね。
イタリアのクラブも小型化し過ぎを懸念してアメリカンIGの血を入れていきたいと意向があったが、骨格とセットでくっついいてくるアイリッシュマーキングをどうするか?を真剣に考えた結果、近年出されたFCIへの嘆願書において、元々のスタンダードでの厳格審査を要求している。つまり、スタンダードは守られたと言うことでしょう。
日本のドッグショーにアイリッシュマーキングの犬の白毛を染めて出してるとんでもない人が居るらしいけど、何も考えていないんだろうな。そんな人からは絶対に犬を買ってはいけません。

20年前にフランスのIGクラブ会報へ寄稿した中で、日本がIGの歴史上AKC-IGとFCI-IGのハイブリッドを生む土壌が有ると述べたが、今年の本部展を見る限りその予想は当たった様です。少なくとも日本のIGは小さくはない、ショードッグの多くがオーバーサイズ!小さなハウンドそれがIGなので、それを目指していただきたいと思っています。

近年ヨーロッパからの輸入犬も増えてきましたがブリーダーさん選びは重要で、ヨーロッパのブリーダーだからFCIスタンダードなIGを出してくれるとは限りません。事実、最近の状況を見ていると、立ち耳や、オーバーサイズが見受けられます。
これはどの血統が欲しいのか以前に売ってくれるブリーダーさんから買うと言うレベルの低さが一因だと思います。
コストとしては安くない輸入犬です。100万円以上かかってる犬も居るだろう。それで繁殖したいのは理解するけど、少なくとも立ち耳を繁殖に使うのは頑張って我慢して欲しいです。

一方でアイリッシュマーキングの根強い人気と元々スタンダード外と言うことで繁殖屋さんが無法地帯状態。純血種なのかどうかも疑問な状態となっています。

JKCはこの状態を解決する義務が有る。
AKC-IGとFCI-IG、スタンダードが違うのだから犬種を分けたら良いのでは?
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です