コートカラーがブラックであるということ。

カラーブリーディングと言うのを耳にします。最近はダックスで、けっこう問題になっている様ですが、なんとかダップルとかダブルダップルとかと言う珍しいコートカラーを出すために行うことをそう呼んでいるみたいです。また、このような、めずらしい色は、遺伝的疾患との関係を指摘している方によって非難されているのも事実のようです。

イタリアンの場合は、ダックスの様には問題になっていません。しかし、私達の好みの系統を継承させようとすると、逆の意味でのカラーブリーディングが必要と考えています。

そこで、コートカラーが遺伝子的にどういう事なのかを知っておきたいと思います。

これを理解することにより、好みのコートカラーを継承する可能性を少しでも高められればと考えています。

しかし、このことに関しては、全然自信がありません。ただ、今の私の知識で考えられることを整理するために書いています。

これは違うとか、こうじゃないかとか、もっと勉強しろと言う方は、御指導お願いします。

コートカラーがソリッドブラックであるということ

Eシリーズ以外の全てのシリーズにおいて優勢遺伝子を持っているということで、下記の様な例があります。

１．AABBCCDDSSEE

２．AABBCchDdSsiEe

１は、完全なソリッドで、相手がどんな色でも次一代に限り子供は全てソリッドブラックです。

Aシリーズに関しては、Aayの場合も考えられるが、一般にオフブラックや、シールと言われるレッド気味の色になる場合があるらしいです。

コートカラーがシールであるといこと

ブラックで述べたように、Aayである場合にこの色になります。しかし、シールと呼んでいる範囲が非常に広く、殆ど黒に近い色から、チョコレートに近い色までがこれに含まれます。

コートカラーがレッドであるということ。

レッドとレッドの掛けあわせの結果が黒である可能性がある程度あるので、レッドになる遺伝子の組み合わせが２種類あると考えられる。それはAayとAAeeです。この２種類を掛け合わせた結果の一つがAayEeでこれは、オフブラックになります。

コートカラーがセーブルであるということ。

殆どの犬種でのセーブルの様な色（黒を含んだレッド）は、ayayによって引き起こされます。色の濃淡は修正因子によると考えられます。

コートカラーがレッドフォーンであるということ。

AayCch

コートカラーがフォーンであるということ。（クリーム）

ayaychchee

クリームは、AaychchD?eeまたは、ayaychchD?ee

コートカラーがブルーフォーンであるということ。

ayayddee

コートカラーがブルーであるということ。

AaddE

濃いブルーはAACCddE

淡いブルーはAaychchddE

コートカラーがチェスナットであるということ。

レッドと同様

コートカラーがチョコレートであるということ。

AabbD?E?

Aaybbddee